BEARD
家庭用脱毛器と医療ヒゲ脱毛、どちらが自分の目的に合うか
家庭用と医療、自分の条件ではどこまで決められるかを確かめる
このページでいう「家庭用脱毛器」は、自宅で自分で使う光美容器を指します。医療機関で受ける医療ヒゲ脱毛とは別のものです。
PMC CHECK / いまの状態を確かめる
Q1 / 2
医療機関に通えますか
PMC DECISION / 目的と優先順位を決める
Q2 / 2
目指したい状態
すべての設問に回答すると結果を表示できます。
判断結果
あなたの回答にもとづく結論
医療ヒゲ脱毛の適応・施術の可否・必要な回数などの医学的な判断は、医療機関にご確認ください。このページはその判断を行うものではありません。
この判断の根拠:一次情報 7件/編集部の整理 2件根拠を見る
PMC COMPARE / 選択肢を並べる
順位は付けません。「あなたの条件に合うか」で読みます。
どこで、誰が行うか
- 家庭用脱毛器(家庭用光美容器)
- 自宅で自分で使います。肌の状態の確認も、出力の設定も、使用者本人が行います。
- 医療ヒゲ脱毛
- 医療機関でのみ受けられます。医師、または医師の指示を受けた看護師等が行います。
どこまで減るか
- 家庭用脱毛器(家庭用光美容器)
- 男性のヒゲを対象に減り方を測った研究は、確認できていません。
- 医療ヒゲ脱毛
- 男性のヒゲを対象にした研究はありますが、測っているのは毛の減り方ではなく、カミソリ負けの症状です。
回数と間隔
- 家庭用脱毛器(家庭用光美容器)
- 週1回(IPL機器)から2〜4週に1回(別の光美容器)。いずれも女性のわきを対象にした研究の値で、男性のヒゲでの回数・間隔は確認できていません。
- 医療ヒゲ脱毛
- 4〜8週に1回を4〜6回。男性のヒゲを対象にした研究の値ですが、カミソリ負けの治療を目的としたものです。
やめたあと・続けたあと
- 家庭用脱毛器(家庭用光美容器)
- 4回目の使用から6か月後の時点では、終毛の本数が87%少ない状態でした(女性10名・腋窩の研究)。使うのをやめたらどうなるかは、確認した7製品のいずれにも書かれていません。
- 医療ヒゲ脱毛
- 維持の施術が要るとする資料と、11年以上追加なしで保たれたとする資料があり、記述が分かれています。確認した7院のいずれも、維持が必要とは書いていません。
費用の見かた
- 家庭用脱毛器(家庭用光美容器)
- 本体の価格のほかに、カートリッジなど使い続けるために要るものがあるかを確認します。確認した7製品のうち、価格と必要な付属品がそろって確認できたのは2製品でした。
- 医療ヒゲ脱毛
- 総額は、部位・回数・コースの有効期限・追加照射の料金で変わります。確認した7院のうち、有効期限を公表していたのは1院、価格に含まれる5項目すべてを開示していた院はありませんでした。
| 観点 | 家庭用脱毛器(家庭用光美容器) | 医療ヒゲ脱毛 |
|---|---|---|
| どこで、誰が行うか | 自宅で自分で使います。肌の状態の確認も、出力の設定も、使用者本人が行います。 | 医療機関でのみ受けられます。医師、または医師の指示を受けた看護師等が行います。 |
| どこまで減るか | 男性のヒゲを対象に減り方を測った研究は、確認できていません。 | 男性のヒゲを対象にした研究はありますが、測っているのは毛の減り方ではなく、カミソリ負けの症状です。 |
| 回数と間隔 | 週1回(IPL機器)から2〜4週に1回(別の光美容器)。いずれも女性のわきを対象にした研究の値で、男性のヒゲでの回数・間隔は確認できていません。 | 4〜8週に1回を4〜6回。男性のヒゲを対象にした研究の値ですが、カミソリ負けの治療を目的としたものです。 |
| やめたあと・続けたあと | 4回目の使用から6か月後の時点では、終毛の本数が87%少ない状態でした(女性10名・腋窩の研究)。使うのをやめたらどうなるかは、確認した7製品のいずれにも書かれていません。 | 維持の施術が要るとする資料と、11年以上追加なしで保たれたとする資料があり、記述が分かれています。確認した7院のいずれも、維持が必要とは書いていません。 |
| 費用の見かた | 本体の価格のほかに、カートリッジなど使い続けるために要るものがあるかを確認します。確認した7製品のうち、価格と必要な付属品がそろって確認できたのは2製品でした。 | 総額は、部位・回数・コースの有効期限・追加照射の料金で変わります。確認した7院のうち、有効期限を公表していたのは1院、価格に含まれる5項目すべてを開示していた院はありませんでした。 |
PMC NEXT / 次にすること
- 通える範囲に医療機関があるかを確かめる医療ヒゲ脱毛は医療機関でしか受けられません。通える場所にあるか、複数回通えるかを先に確かめると、判断が一つ進みます。
- 価格に何が含まれるかを確かめる医療は部位・回数・有効期限・追加照射の料金を、家庭用は本体以外に要るものを確認します。総額は、これらで変わります。
- 使う製品・受ける院の「受けられない条件」を確かめる使えない条件や注意事項は、製品ごと・院ごとに違います。自分の肌の状態や服用中の薬に当てはまるものがないかを確認します。
- 「永久脱毛」ではないことを知っておくどちらの手段も、毛がなくなることではなく、再び生えてくる本数が長期的に減ることを指します。到達点の見込みが変わります。
- いまのヒゲ処理の頻度を記録しておく何日おきに剃っているかを控えておくと、あとで「変わったかどうか」を自分で判断できます。
PMC EVIDENCE / 根拠
厚生労働省医政局医事課長通知「医師免許を有しない者による脱毛行為等の取扱いについて」(医政医発第105号)
用いる機器が医療用であるか否かを問わず、レーザー光線又はその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為は、医師が行うのでなければ保健衛生上危害の生ずるおそれのある行為であり、医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反する。
出典と注記を見る(厚生労働省医政局医事課長通知「医師免許を有しない者による脱毛行為等の取扱いについて」(医政医発第105号))
医療ヒゲ脱毛が医療機関でしか受けられないという Decision 上の扱いは、この通知にもとづく。機器の種類ではなく「毛乳頭等を破壊する行為かどうか」で線が引かれている点が要点。
厚生労働省医政局医事課長通知「医師免許を有しない者による脱毛行為等の取扱いについて」(医政医発第105号) 2001-11-08 (参照 2026-09-16)米国FDA 510(k) K180353
permanent hair reduction(永久減毛)とは、施術完了後6・9・12か月の時点で測定した、再生してくる毛の「本数」の長期的かつ安定的な減少と定義されている。
出典と注記を見る(米国FDA 510(k) K180353)
原文は「Permanent hair reduction is defined as the long-term, stable reduction in the number of hairs regrowing when measured at 6, 9, and 12 months after the completion of a treatment regime.」。定義されているのは毛の「本数」の減少であり、毛がなくなることを指す定義ではない(この読みは PMC Lab によるもの)。同一の定義が 510(k) K180353(2018-04-17 承認)と K241407(2024)の2件に記載されている。本 Evidence は K180353 を代表出典とする。
米国FDA 510(k) K180353 2018-04-17 (参照 2026-09-16)Kravitz S, Jones J, Raffetto E, Stanley M, Cho S. Evaluating the Short- and Long-Term Outcomes of Laser Hair Removal for the Management of Pseudofolliculitis Barbae in a Military Population. Military Medicine. 2026;191(9-10):e1810-e1816.
男性のヒゲ(顔面)を対象とした医療レーザー脱毛の研究では、4〜8週間隔で4〜6回の施術が行われた(50名・軍人・74%が黒人)。
出典と注記を見る(Kravitz S, Jones J, Raffetto E, Stanley M, Cho S. Evaluating the Short- and Long-Term Outcomes of Laser Hair Removal for the Management of Pseudofolliculitis Barbae in a Military Population. Military Medicine. 2026;191(9-10):e1810-e1816.)
この研究の目的は擬似毛包炎(PFB)の管理であり、ヒゲを減らすことではない。回数と間隔は参照できるが、効果の水準をここから外挿することはできない。
Kravitz S, Jones J, Raffetto E, Stanley M, Cho S. Evaluating the Short- and Long-Term Outcomes of Laser Hair Removal for the Management of Pseudofolliculitis Barbae in a Military Population. Military Medicine. 2026;191(9-10):e1810-e1816. 2026-01-07 (参照 2026-09-17)Trelles MA, Ash C, Town G. Clinical and microscopic evaluation of long-term (6 months) epilation effects of the ipulse personal home-use intense pulsed light (IPL) device. J Eur Acad Dermatol Venereol. 2014;28(2):160-168.
家庭用IPL機器の試験では、週1回×4週の使用により、4回目の施術から6か月後に終毛の本数が87%減少した(女性10名・腋窩・Fitzpatrick III〜V、対側の腋窩を対照とする単盲検)。一方で、軟毛(うぶ毛)は影響を受けなかったと報告されている。
出典と注記を見る(Trelles MA, Ash C, Town G. Clinical and microscopic evaluation of long-term (6 months) epilation effects of the ipulse personal home-use intense pulsed light (IPL) device. J Eur Acad Dermatol Venereol. 2014;28(2):160-168.)
書誌:DOI 10.1111/jdv.12069、PMID 23331874、電子版初出 2013-01-18、印刷版 2014年2月号。/利益相反:原典の Conflicts of Interest に、Godfrey Town は CyDen Ltd. から旅費と給与を受けると記載。Caerwyn Ash は CyDen Ltd. から給与を受け、同社の少数株式を保有すると記載。CyDen Ltd. は iPulse の製造元。Mario A. Trelles は利益相反なしと記載。/著者自身が「観察された損傷が臨床的に永続的であるかを判定するには長期研究が必要である」と述べている。/本 Evidence は公開されている抄録と利益相反の記載に基づく。全文は購読制のため参照しておらず、全文にのみ記載された事項は含めていない。
Trelles MA, Ash C, Town G. Clinical and microscopic evaluation of long-term (6 months) epilation effects of the ipulse personal home-use intense pulsed light (IPL) device. J Eur Acad Dermatol Venereol. 2014;28(2):160-168. 2013-01-18 (参照 2026-09-17)Hendricks K, Nxumalo CT, Makgobole MU, Ghuman S, Jacobs D, Mpofana N. Evaluating the effectiveness of laser hair reduction using a home use laser in comparison to a Diode laser. PLOS ONE. 2023;18(5):e0286162.
別の家庭用光美容器(原典の表記は home-use laser。Silk'n Flash & Go Lux、波長域 475〜1200 nm)の研究では、2〜4週間隔で6回の使用が行われた(女性15名完了・腋窩)。
出典と注記を見る(Hendricks K, Nxumalo CT, Makgobole MU, Ghuman S, Jacobs D, Mpofana N. Evaluating the effectiveness of laser hair reduction using a home use laser in comparison to a Diode laser. PLOS ONE. 2023;18(5):e0286162.)
30名の女性が登録し、15名が全セッションを完了した。追跡は最終施術後3週間のみ。/原典はこの機器を「home-use laser」と表記しているが、波長域 475〜1200 nm は広帯域であり、IPL とレーザーは定義上別のものである。ここでは原典の表記をそのまま記載している。/本論文はオープンアクセス(PMC10218747)で、上記はいずれも全文にもとづく。
Hendricks K, Nxumalo CT, Makgobole MU, Ghuman S, Jacobs D, Mpofana N. Evaluating the effectiveness of laser hair reduction using a home use laser in comparison to a Diode laser. PLOS ONE. 2023;18(5):e0286162. 2023-05 (参照 2026-09-17)Vaidya T, Hohman MH, Dinesh Kumar D. Laser Hair Removal. StatPearls Publishing.(Last Update: 2023-07-25, PMID 29939638)
医療レーザー脱毛は永久脱毛ではなく永久減毛であり、軟毛(うぶ毛)が再生しうるため、6〜12か月に1回の維持施術が必要になる場合があると記載されている。初期は4〜6週間隔で最低4〜6回。
出典と注記を見る(Vaidya T, Hohman MH, Dinesh Kumar D. Laser Hair Removal. StatPearls Publishing.(Last Update: 2023-07-25, PMID 29939638))
医学レファレンスの記述であり、「6〜12か月ごと」の根拠となる原著は確認できていない。顔面・ヒゲについての記載も確認できていない。/出典の章の最終更新は 2023-07-25(NCBI Bookshelf)。
Vaidya T, Hohman MH, Dinesh Kumar D. Laser Hair Removal. StatPearls Publishing.(Last Update: 2023-07-25, PMID 29939638) 2023-07-25 (参照 2026-09-17)Russe E, Purschke M, Herold M, Sakamoto FH, Wechselberger G, Russe-Wilflingseder K. Evaluation of Safety and Efficacy of Laser Hair Removal With the Long-Pulsed 755 nm Wavelength Laser: A Two-Center Study With 948 Patients. Lasers Surg Med. 2020;52(1):77-83.
最終施術から平均11.5年後の追跡で、回答した173名の87.9%が、患者本人の自己報告として改善は維持されていると答えた。
出典と注記を見る(Russe E, Purschke M, Herold M, Sakamoto FH, Wechselberger G, Russe-Wilflingseder K. Evaluation of Safety and Efficacy of Laser Hair Removal With the Long-Pulsed 755 nm Wavelength Laser: A Two-Center Study With 948 Patients. Lasers Surg Med. 2020;52(1):77-83.)
948名のうち2回目の追跡に参加したのは173名(約18%)で、評価は患者の自己報告。非参加者775名の転帰は確認できていない。必要施術回数は、3回以上の施術を受けた574名で平均5.31回(範囲3〜16回)。/本 Evidence は公開されている抄録に基づく。全文は購読制のため参照しておらず、全文にのみ記載された事項は含めていない。
Russe E, Purschke M, Herold M, Sakamoto FH, Wechselberger G, Russe-Wilflingseder K. Evaluation of Safety and Efficacy of Laser Hair Removal With the Long-Pulsed 755 nm Wavelength Laser: A Two-Center Study With 948 Patients. Lasers Surg Med. 2020;52(1):77-83. 2020 (参照 2026-09-17)PMC Lab 独自調査(E-6+E-8 維持継続の負担)
PMC Lab が共通基準で横断観測した結果、医療7院のいずれも維持施術の必要性を公式情報に記載しておらず、家庭用7製品のいずれも使用をやめた場合にどうなるかを記載していなかった。
出典と注記を見る(PMC Lab 独自調査(E-6+E-8 維持継続の負担))
観測対象:医療7院/家庭用7製品。E-7(費用)と同じ枠を用いており、E-7 で公式情報に到達できなかった事業者・製品は枠に含まれていない。対象となった事業者名・製品名は編集部が記録しており、このページでは公開していない。選定基準:抽出元は各院・各社の公式サイトに限り、比較サイト・ランキング記事は用いない。医療は、男性のヒゲ(顔)の料金を自院公式サイトに掲載している医療機関から、複数の都道府県に展開している先を優先して選定した。調査設計は調査開始前に固定した。無作為標本ではなく、大手・広域展開の事業者に偏る構成である。各事業者の公式情報を PMC が集計した値であり、市場統計ではない。
PMC Lab 独自調査(E-6+E-8 維持継続の負担) (参照 2026-09-17)PMC Lab 独自調査(E-7 費用の構造と価格水準)
PMC Lab が共通基準で横断観測した結果、医療7院のうちコースの有効期限を公表していたのは1院、価格に含まれる主要5項目すべてを開示していた院は0院だった。家庭用7製品のうち、価格と使用に必須の付属品がそろって確認できたのは2製品だった。
出典と注記を見る(PMC Lab 独自調査(E-7 費用の構造と価格水準))
同一または十分に比較可能なサービス単位(共通比較単位)が成立しなかったため、金額の比較・平均・レンジは算出していない。観測対象は ev_upkeep_disclosure と同一(医療7院/家庭用7製品)。対象となった事業者名・製品名は編集部が記録しており、このページでは公開していない。各事業者の公式情報を PMC が集計した値であり、市場の相場・平均ではない。/「価格と使用に必須の付属品がそろって確認できたのは2製品」は、本体購入に必要な価格と、必須の付属品・消耗品の要否の双方が公式情報で確認できた製品数である。/家庭用は9製品を対象に観測を試み、うち2製品はメーカー公式情報に到達できなかったため、集計の母数は到達できた7製品。/選定基準:抽出元は各院・各社の公式サイトに限り、価格は選定が確定したあとに初めて参照した。調査設計は調査開始前に固定した。
PMC Lab 独自調査(E-7 費用の構造と価格水準) (参照 2026-09-17)