ヒゲ・シェービング

T字カミソリと電気シェーバー、肌荒れが気になる人はどちらを試す?|選ぶ前に見る4つの条件

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※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。当サイトの選定基準に基づき、編集部が独自に比較・執筆しています。

T字カミソリと電気シェーバー、どちらが肌荒れしにくいかは、研究ではまだ確かめられていません。比べた研究では差が見られませんでしたが、小規模で、どちらも同じだと示したものでもありません。

確かなのは、肌への刺激を増やす剃り方が、道具を問わず共通していることです。だから順番としては、いまの道具で剃り方と刃の状態を見直し、それでも気になるなら、次の4つの条件でどちらを試すかを決めるのが現実的です。

条件 確かめること
仕上がり どこまで深く剃りたいか。剃り残しをどこまで許せるか
手間 剃る前の準備、使ったあとの掃除、刃の交換を続けられるか
費用 本体・替刃・消耗品をそろえた1年あたりの費用
肌の状態 ブツブツが出やすいか、顔ににきびがあるか

刺激を増やす剃り方は、道具を問わず共通

剃るときの刺激について研究者がまとめたレビューは、深く剃ろうとして強く押し付けることと、同じところを何度もなぞることが、刺激を増やすとしています。これはカミソリでも電気シェーバーでも同じです(このレビューの著者には、シェーバーメーカーの研究所に所属する人が含まれます)。

米国皮膚科学会(AAD)は、一般向けの解説で次のようなことを勧めています。

  • 毛の流れに沿って剃る
  • シャワーのあとなど、毛が柔らかいときに剃る
  • 使い捨てのカミソリや替刃は5〜7回で替え、使ったあとはよく乾かす
  • 電気シェーバーは5〜7回ごとに掃除する

道具を替える前に、ここが守れているかを一度確かめてください。切れ味の落ちた刃のまま新しいやり方を試しても、何が効いたのか分からなくなります。

比べた研究で分かっていること・分かっていないこと

中国人男性を対象にした小規模な研究(50名と40名を対象にした2つの予備的な臨床研究)では、3枚刃のカミソリで定期的に剃った場合と、電気シェーバーで乾いたまま剃った場合とで、肌のバリア機能への影響に統計的な差は見られませんでした。

ただし、この結果から「どちらも同じ」とは言えません。差が見つからなかったことは、差がないと示したことと同じではなく、参加者が少ない研究では実際にある差を見逃すこともあります。

また、この論文の出版社のページには、著者3名のうち2名がカミソリメーカー(Gillette)を傘下に持つ P&G の社員で、残る1名も P&G が主催するシンポジウムでの講演謝礼を受けていると記載されています。論文が載った特集号の出版費用も P&G が支援しています。研究そのものの資金をどこが出したかは、このページには書かれていません。結論でカミソリの利点に触れている論文でもあるので、メーカーが関わった研究として読んでください。

タイの男性340名へのアンケート調査では、髭剃りによる肌トラブルとして多かったのは、刺激や乾燥、カミソリ負け、切り傷、毛が皮膚に入り込むブツブツでした。トラブルは、その人の肌の状態と剃り方に関係していたとされています。剃る前に準備をしていたのは、カミソリを使う人の約3分の1、電気シェーバーを使う人の13%でした。

米国の皮膚科医による2026年の合意声明では、毛が入り込むブツブツの対策として毛の処理の仕方を見直すことが基本とされた一方、多枚刃カミソリを使うかどうかについては合意に至りませんでした。

どちらを試すかを決める4つの条件

仕上がり:どこまで深く剃りたいか

深く剃ろうとするほど、強く押し付けたり何度もなぞったりしがちです。仕上がりの深さを優先するなら、刃の状態を保つことと、押し付けない当て方をセットにしてください。深さよりも肌の状態を優先するなら、多少の剃り残しを許すことも選択肢です。

手間:準備・掃除・交換を続けられるか

T字カミソリ 電気シェーバー
剃る前 毛を柔らかくし、シェービング剤を使う(AAD) 製品の説明書による(乾いたまま使えるものと、濡らして使えるものがある)
使ったあと 洗って、よく乾かす(AAD) 5〜7回ごとに掃除する(AAD)。製品によっては洗浄機がある
刃の交換 5〜7回で替える(AAD) メーカーの目安による。パナソニックは自社製品について、外刃は約1年、内刃は約2年としている

費用:本体・替刃・消耗品をそろえて、1年あたりで比べる

どちらも、本体・替刃・消耗品の3つを同じ範囲で数えてください。片方だけ本体を入れたり、片方だけシェービング剤を抜いたりすると、比べたことになりません。

費用の項目 T字カミソリ 電気シェーバー
本体 ホルダー(本体)の価格 ÷ 使うつもりの年数 本体の価格 ÷ 使うつもりの年数
替刃(毎日剃る場合の1年の数) 替刃 約52〜73個(365回 ÷ 5〜7回。AAD の交換目安) 外刃1個・内刃0.5個(パナソニックの交換目安:外刃 約1年、内刃 約2年。同社製品の場合)
消耗品 シェービング剤(AAD は剃る前の使用を勧めている)。使う量に応じて1年分 取扱説明書で使うとされているもの(洗浄機の洗浄液、濡らして剃る場合のシェービング剤など)。使わないなら0

1年あたりの費用は、どちらも「本体 + 替刃 + 消耗品」の合計です。

  • カミソリ:ホルダーの価格 ÷ 年数 + 替刃1個の価格 × 52〜73個 + シェービング剤の1年分
  • 電気シェーバー:本体の価格 ÷ 年数 + 外刃の価格 × 1 + 内刃の価格 × 0.5 + 説明書で使うとされている消耗品の1年分

剃る回数が週3回なら、カミソリの替刃は約22〜31個(156回 ÷ 5〜7回)になります。パナソニックの場合、自分の機種に合う替刃の品番は、公式サイトの「シェーバー替刃互換一覧表」で確認できます。他社の電気シェーバーは交換の目安が異なることがあるため、取扱説明書や公式サイトで確認してから計算してください。

肌の状態:ブツブツやにきびがあるか

  • 毛が皮膚に入り込むブツブツが出やすい:AAD は、可能なら剃るのをやめて伸ばすことを挙げ、剃る場合は毛の流れに沿って、毎日か2〜3日おきに剃ることを勧めています。道具の選び方より、剃り方と頻度の見直しが先になります
  • 顔ににきびがある:AAD は、電気シェーバーと使い捨てカミソリの両方を試して、合うほうを使うよう勧めています。にきびの上を剃らないこと、刃は鋭いものを使って軽く剃ることも挙げています
  • 膿を持っている・押すと痛い・広がっている:道具の選び方の問題ではありません。皮膚科を検討してください

試すときは、1つずつ記録する

剃り方は、それぞれの道具の取扱説明書に沿ってください。電気シェーバーなら乾いた肌で使うのか濡らして使うのか、カミソリなら毛を柔らかくしてからシェービング剤を使う、といった使い方は道具ごとに違います。そのうえで、剃る時間帯や剃ったあとのケアなど、道具に関係しない条件は変えずに比べてください。同時にいくつも変えると、何が合っていたのか分からなくなります。

何日で判断するという決まった目安はありません。毎日、使った道具・剃った時間帯・肌の様子(赤み、ヒリつき、ブツブツの有無)を1行ずつ残し、1〜2日で決めずに変化の向きが見えるまで続けると、自分で比べられます。膿を持つ、痛む、広がるといった変化が出たら、比べるのをやめて皮膚科で相談してください。

電気シェーバーを選ぶときに見るところ

電気シェーバーを試すと決めたら、次の点を製品ごとに確認してください。

  • 乾いたまま使うか、濡らして使えるか
  • 本体を水洗いできるか、洗浄機が付くか
  • 替刃(外刃・内刃)の価格と、メーカーが示す交換の目安
  • 顔以外にも使うつもりがあるか

候補が2〜3機種に絞れたら、上の「費用」の表と同じ範囲(本体・替刃・消耗品)で、1年あたりの費用を並べてみてください。

回転式と往復式のどちらにするかで迷ったら、それぞれの構造と動かし方の違いを電気シェーバーは回転式と往復式のどっち?で整理しています。

剃ったあとのケア

剃り方を見直すときは、剃ったあとのケアも毎回同じものに決めておくと、比べやすくなります。何を使うかは好みの範囲です。一例として、髭剃り後の肌向けに作られたローションがあります。

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出典

本記事は一般的な情報の整理で、医療上の判断に代わるものではありません。製品の価格や仕様は変わることがあるため、購入の前に各公式サイトで確認してください。

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